さっぽろ雪まつりも、昨日で終わった。
北海道は極寒で、気温が上がって雪像が溶けてしまうこともなく、
きれいな姿、形を保っていたのは、よかった。
あれだけの雪の芸術品を作るには、相当な雪の運搬と人の手がかかっている。
でも、今日からは雪像の取り壊しが始まるのだろう。
重機でアッと言う間に、雪像が壊され、撤去される。
気の遠くなるような雪像づくりの作業も、壊すのは早い。
雪像が溶けたり、壊れたりして、人がケガをしないようにというのが理由なのだろう。
ふと、創造と破壊という言葉を思い出した。
人類は新しいものを作り、壊し、それを繰り返すことで、
成長、発展を続けてきた。
でも、雪まつりではないけれども、創造するのに気の遠くなるような時間がかかるが、
壊すのは瞬時だ。
これが万物の本質なのかと思ってしまう。
人間関係も、これに近いような気がする。
相手を知り、親しくなるには時間がかかるのに、
関係が壊れるのは一瞬だ。
恋人でも夫婦でも、あるいは友人、知人でも、
時間をかけて人間関係を築き上げてきたのに、壊れるときは早い。
だから、きれいな花に水を与えるように、
日ごろから、お互いに相手のことを思いやる気づかいというものが、
大事になるんだろうね。