親子の悲惨な事件が、後を絶たない。
親が子を殺す。
子が親を殺す。
狂気の沙汰だ。
狂っているとしか、言いようがない。
どんな事情があれ、親子はこの世で一番魂が近い関係なのに、
殺したり、傷つけ合うことは異常だ。
そもそも、子は親を選んで生まれてくるという。
天国の高いところからからじっと下界を見ていて、
この両親の元に生まれたいと思って、赤ちゃんとして魂が宿るという。
この世に生まれることで、
子どもはその両親のもとで魂の修行をし、
両親もまた、その子が生まれることで、親として魂の修行をさせられる。
つまり、子も親も、親子になることで、
魂の成長をさせられるのが、宇宙の法則のようである。
それを親が子を殺す、子が親を殺すというのは、
何か異常なことが起きたとしか考えられない。
事件を起こした人が、精神の病気だったから。
その一言で済ませるのが一番、簡単なように思う。
しかし、いろいろなスピリチュアルな体験をした僕としては、
悪い霊が取りついたか、過去生(人は何度も生まれ変わっているから)で、
親子が敵同士だったかも、と考えてしまう。
つまり、目に見えない原因で、悲惨な事件を引き起こしたとしか、
考えられない。
親子は、この世で一番大事な関係だ。
絆が強く、助け合う関係だ。
この世には、自分より早く子どもを病気や事故で亡くして、
嘆き悲しんでいる親もいる。
親の顔を知らずに生まれ育って、
産んでくれた親のことを思って、心を痛めている子もいるだろう。
親子が近くに住んでいながら、
何かの事情で会うことができない親子もいるかもしれない。
親子が仲が良いのは、この世に宝を持っているのと同じだと、
僕は思っている。